バットディテクタ マイクユニット
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 今回は超音波シリコンマイクを使うが、もしかしたら他のマイクも試してみたいので、マイクユニット化し、感度もそろえておく。

 アンプはオーディオで超定番の4580を使う。安価で高性能だ。しかし、80kHzくらいまで聞こえるようにしたいのだが、大丈夫か。

 単電源で使うので、非反転入力を半分つり上げておく。

 シリコンマイクの電源は3Vくらいなので、4580の片割れを電源がわりにする。
 近頃恒例のランド式。

 実体配線図を元に、生基板の上に主な部品とランドを接着する。
 ほぼ出来上がり。電子回路と言うよりは、オブジェのよう。芸術的だ。

 後は超音波マイクを半田付けすれば良いのだが。
 こういう代物なので、老眼の目には辛い。どうして半田付けしたものか。

 シリコンマイクはMEMSで作った素子で、コンデンサマイクの一種だが、振動板がプラスティックフィルムでなくて、シリコンだ。

 MEMS:半導体素子を作るのと同じプロセス(エッチングやエピタキシャル成長)で機械素子を作る方法。日本ではマイクロマシンと言うこともある。


 シリコンマイクの周波数特性を見ると、どうやら可聴域まで伸びている。出来上がったマイクユニットにヘッドホンアンプをつないで、外に出て試してみた。

 キンキンするが、人の声も聞こえる。高音が強調されるので、セミの声を聴くと、「そう言えば、以前はこんな風に聞こえていた。」というような懐かしい音色で聞こえる。(相当うるさいが!)

 歳を喰って高音があまり聞こえなくなってきているのだが、徐々にそうなったので、若い頃どんな風に聞こえていたのか忘れていた。

 しかし、そうなると、周波数変換のすっぽ抜けが心配になる。DBMを使う予定なので、大丈夫とは思うが、可聴域が通り抜けると、うるさくてコウモリの声どころではなくなる。

 ハイパスフィルタを入れるべきか?