ゲルマ・ラジオ 2号機
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 ゲルマニュームラジオといえば使用するゲルマニュームの定番はSD46か1N34だっただろうか。いまでは手に入りやすいのは1N60だ。それも手に入らなくなりつつある。
 代わりとしてはショットキダイオードくらいか。たとえ小信号用でもシリコンダイオードは使えない。試しに小信号用orスイッチング用シリコンダイオードの超定番1S1588でやってみたが全く聞こえない。
 ちなみに1S1588も既に生産されていない。はかなきものは浮き世かな。
 ショットキダイオードはものによって特性が大きく違うが、中には順方向電圧がゲルマニュームダイオードより低いものがあるので、いけそうな気がする。
 ショットキダイオードの重大な欠点は逆方向の特性が極めて悪いことで、アナログテスターでも逆電流が流れているのがわかる程。
 まあ、ともかくやってみようというわけで、比較のためにスイッチで1N60とパチパチ切り替えられるようにする。
 結論を言うと、1SS16は1N60と遜色ない。理由は解らないが音色が全然違う。1SS16は聞きやすいが電話のような高い音がする。
 これはおまけだがSD15の写真。この実験をするためにジャンク箱をあさっていたら出てきた。ゲルマニュームマニアならほしがるかも知れん。