アンテナブリッジ
・ガラクタ製作所にもどる
 これだけのものだ。トランスとVR(可変抵抗)、あとはコネクタだけ。

 VC(可変容量)を含むものもあるが、スペアナで同調点が分かるので、VRだけで良い。

 簡単なだけに、このブリッジの性能は、トランスの出来とVRの実装具合によって決まる。
 FT30-43フェライトコアに、0.2mmポリウレタン線を、一次側は8回、二次側はバイファイラ巻きで8回。

 静電結合を避けるために、一次と二次は離して巻いてみた。
 可変抵抗は手持ちの100Ωを使った。200Ωか300Ωがあればその方が実用的かも知れない。

 金属ケースは、浮遊容量を減らすために、取り外してしまう。
 配線はプリント基板をベタアースにして、簡単にできる。

 配線より、穴開けが手間がかかる。
 ボディエフェクトを避けるために、可変抵抗の軸は6mmのプラスチックパイプで延長する。

 酸素吸入用のビニルホースは内側がヒダになっていて、短く切ると、ちょうど良いカップラーになる。
 ケースに入れて、メモリを入れて、できあがり。

 ケースは浮遊容量を避けるために、プラスチックケースにする。

 目盛りは、つまみを取り付けてから、テスターで直流抵抗を測って書き込む。

 あとで色々なダミーロードで校正して、周波数ごとの校正カーブを作る。
 0〜200MHzまでの減衰特性。

 なんかダメみたい。30MHzからダラダラ下がっている。苦労して作ったのに、30MHzまでしか使えないなんて。
 とりあえず、4MHzから20MHzくらいまでは使えそうなので、試してみる。
 車庫の上の7MHz逆V。折板のトタン屋根のギリギリに張ってあって、角度もきつい。

 7.18MHzあたりに共振していて、なぜかインピーダンスが100Ω近くであることが分かる。

 同軸ケーブルが長いので、インピーダンスについては当てにならないが。