ダミーロード

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 何度見ても小さい。しかし、今はこの半分のサイズのものもある。いやはや。

 誤差5%のランクなので、ディジタルテスターで100個ほど測って、その中から0.1%まで同じものを4個そろえる。
 そのままでは手の施しようもない。

 3mm×10mmほどの紙エポキシ基板の上に半田付けして、これを一つの部品として取り扱う。

 これでも、老眼の身では、かなり小さい。小さいほど高周波特性が良いのだ、と自分に言い聞かせて、目をしょぼつかせながら半田付けする。
 あらかじめRFプラグをつけた同軸ケーブルに半田付けして、出来上がり。

 右2本が今回作ったもの。左は以前作った55Ω8Wのダミーロード。

 1GHzでも波長は30cmもあるので、同軸ケーブルの長さは、5cmくらいは問題ない。

 周波数特性の違いは、部品のサイズの違いなので、どうしようもない。
 同軸ケーブルへの取り付けの様子。

 同軸ケーブルをギリギリまで短く剥いて、手早く半田付けする。モタモタすると、チップが取れてきてしまう。

 こうして、どアップにしてみると、あと2mmくらいは小さく作れたような気もするな。
 220Ω2W4パラのダミーの頭部。放熱を考えて、井桁に組んでみた。

 こんなものでも、430MHz帯なら十分使えるので、どんどん自作したらよい。

 さすがに1GHzを超えるのは、違うノウハウが必要だし、自作もきびしくなってくる。