パロディとパスティーシュ
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 シャーロック・ホームズが大当たりしたのを見て、我も我もと「名探偵を主人公にした推理小説(探偵小説)」が書かれることになった。

 シャーロック・ホームズを主人公にしたドイルの小説のほとんどと、ホームズやワトソン、レストレイドなどのキャラクターはすでに著作権が切れて、パブリックドメインになっている。

 従って、原典は無料でネットで読むことが出来るし、パロディやパスティーシュを書く際に、だれかに断る必要は無い。(ただし、つまらぬ物を書くと、ひんしゅくを買う。)

 広く言えば、「名探偵コナン」(設定の中にホームズ関係が多い。)や、手塚治虫の「三つ目が通る」(写楽保介(しゃらく・ほーすけ)と和登さん(わとさん)が主人公。SF推理マンガとして始まったが、だんだん超能力アクションになってしまった。)まで入れても良いかも。

 出版年は日本におけるもの。



ソーンダイク博士 の事件簿 オースチン
 フリーマン
創元推理文庫
1977
 1977年から順次出版された「シャーロック・ホームズのライバルたち」シリーズ第1期第1冊。
思考機械
 の事件簿
ジャック
 フットレル
創元推理文庫
1977
思考機械
 の事件簿II
ジャック
 フットレル
創元推理文庫
1979
 
 隅の老人
 の事件簿
バロネス
 オルツィ
創元推理文庫
1977
 オルツィと言えば「紅はこべ」だが、推理小説も何冊か書いている。
 フォーチュン氏
 の事件簿
ヘンリー
 クリストファー  ベイリー
創元推理文庫
1977
 
マーチン
 ヒューイット
  の事件簿
アーサー
 モリスン
創元推理文庫
1978
 
マックス
 カラドス
  の事件簿
アーネスト
 ブラマ
創元推理文庫
1983
アプルビイ
 の事件簿
マイケル
 イネス
創元推理文庫
1978
ピーター卿
 の事件簿
ドロシー
 リー
  セイヤーズ
創元推理文庫
1979
 ミステリの女王と言えば、アガサ・クリスティかドロシー・セイヤーズ。
ソーラー
 ポンズ
  の事件簿
オーガスト
 ダーレス
創元推理文庫
1979
 
シャーロック
 ホームズの
  ライバルたち
    (1)
ハヤカワ
 ミステリ
  文庫
1983
シャーロック
 ホームズの
  ライバルたち
    (2)
ハヤカワ
 ミステリ
  文庫
1983
 
シャーロック
 ホームズの
  ライバルたち
    (3)
ハヤカワ
 ミステリ
  文庫
1984
 
アンクル
 アブナー
  の叡智
メルヴィル
 ディヴィスン
  ポースト
ハヤカワ
 ミステリ
  文庫
1976
 創元推理文庫の方にも「アブナー叔父の事件簿」がある。
シャーロック
 ホームズの
  宇宙戦争
マンリー
 &ウェイド
  ウェルマン
創元推理文庫
1980
 
犯罪王
 モリアーティ
  の生還
ジョン
 ガードナー
講談社文庫
1979
 ホームズがライヘンバッハの滝から生還したのなら、当然モリアーティだって。
犯罪王
 モリアーティ
  の復讐
ジョン
 ガードナー
講談社文庫
1980
 
シャーロック
 ホームズの
  復活
ジュリアン
 シモンズ
新潮文庫
1976
 
シャーロック
 ホームズの
  災難
エラリークイーン編
ハヤカワ・
 ミステリ文庫
1984
 エラリークイーンが選んだ、パロディ・パスティーシュ傑作短編集。
シャーロック
 ホームズの
  秘密ファイル
ジューン
 トムスン
創元推理文庫
1991
 
シャーロック
 ホームズ対
  ドラキュラ
ローレン・D
 エスルマン
河出文庫
1992
 
ホームズ
 最後の対決
ロバート
 リー
  ホール
講談社文庫
1980
 ホームズもモリアーティも未来人だった、というお話。
シャーロック
 ホームズの
  愛弟子
ローリー
 キング
集英社文庫
1997
 
シュロック
 ホームズの
  冒険
ロバート
 ロイド
  フィッシュ
ハヤカワ・
 ミステリ文庫
1977
 フィッシュは「思い出」も出しているが、そちらは読んだことがない。
シャーロック
 ホームズ
  最後の解決
マイケル
 シェイボン
新潮文庫
2010
 
ホームズ
 贋作展覧会
各務三郎編
講談社文庫
1980
 
 シャーロック
 ホームズの
  優雅な生活
 マイケル
 &モリー
ハードウィック
創元推理文庫
1974
 
 シャーロック
 ホームズ氏の
  素敵な冒険
 ニコラス
 メイヤー
立風書房
1976