ちょっと文章がくどいが、面白い本。
マルクスにしろケインズにしろ、経済理論は「一人一人はデタラメでも、全体としては合理的なところに落ち着く。」という前提で組み立てられている。
しかし実際には、一人一人はデタラメではなく「予想できる不合理さ」を持っており、「平均化されて合理的なところに落ち着く」というのは間違いであることを、実験で証明してみせる。