写真を撮った帰りに、そこらを整備している人に出会った。駐車場はタダだし、土産物屋があるじゃなし、飯福寺の紅葉を見に来る人が居たって何のトクにもならないので、全くのボランティアだ。おらが村の紅葉をわざわざ見に来てくれる人が少しでも気持ちがいいように、というわけだ。
 が、話を聞いてみると、私はヤッパリ観光客は気にくわない。自分達の団体が良い写真を撮りたいからと言って、勝手に通行止めにする。「ここにもう一枝欲しい。」と、あっちの枝をへし折って、こっちの木に取り付けてから写真を撮る。柵を乗り越えてそこらを踏み荒らす。
 以前は敷き詰められた紅葉が本当にきれいだったが、次から次へと踏み散らかしてしまうのは、まあ仕方がないか。
 しばらく立ち話をして、このあたりで紅葉がきれいな秘密の場所を教えてもらった。また行ってみよう。