紀州犬の血が混じっているので、柴犬としてはかなり大きい。顔つきは整っているのだが、肩がいかっていてノッシノッシと歩くので、まあ女相撲の力士という風情だ。
早くに母親から離したので、自分を犬と思っていなかったようだ。すぐに二足歩行しようとするし、猫でも熊でも友だちになろうとすっ飛んでいってしまう。
散歩には必ず連れて行った(と言っても、猿やシカを追いかけてすぐにどこかへ行ってしまってお供にならないのだが)ので、一人で山へ行くのは何とも気が抜けたようだ。