もう日が暮れていたし道から100mほど離れているのでよく見えなかったが、炎が大きくなって辺りが照らされると、何人かの人影が見える。

 早速駆けつけた消防団か、もしかしたら小屋の持ち主か。ともかく手の出しようもなく、火は大きくなって裏の竹藪のタケがボンボンはじける音が聞こえる。竹藪に燃え移ったらしい。
 消防車が何台も来たが、山沿いの細い道なので現場に近寄れるのは小型の1台だけだ。

 消火のじゃまになるといけないので、水利や道の様子を教えておいて、帰ることにする。30分ほどして、山にも燃え移らずに鎮火したと連絡があった。良かった。