まず、胴体になる部分の骨格を作る。小さな人形の場合は全部ひもの骨格でも良いのだが、大きなものはリジッドな骨格の方が後の作業が楽になる。

 工作の要点は「固定」だ。切ったり、穴を開けたり、接着するときにキチンと固定する。

 金が有ればGクランプやFクランプ、ハタガネなどをたくさん買っておくと良い。
 胴体に、頭と手足になる丈夫なひもを取り付ける。これでもう人形に見えてきた。

 各部分をバラバラにつくって関節でつなぎ合わせるより、このような一体構造の方が、作りやすく丈夫だ。

 つなぎ合わせる方法では、関節部分が作りにくく、壊れやすい。
 まず胴体、次に手足になる部分に新聞紙を巻き付けて肉付けする。

 要所要所に割り箸の切れ端を結びつけてストッパーにする。これがないと、せっかく付けた新聞紙がすっぽ抜けて、がっかりする。
 胴体部分の肉付けができて、胴体から腕の部分が出ているところ。

 ひじ関節の上下に1ヶ所ずつ割り箸を結びつけておく。

 ひもと新聞紙だけで十分だが、もっとしっかりしたければ、手足にも角材を入れれば良い。
 手足の肉付けもできた。ここまでで3時間ほどかかってしまった。

 まだ皮膚を付けて形を整えなければならないが、大体人形らしくなってきたので、気分は良い。

 が、これがぶら下がっているのは、遠目には何か不気味な感じも・・・。