「孫に稲刈りを教えるの図」

 田んぼの四隅はコンバインが向きを変えるために、あらかじめ手で刈っておかなければならない。刈った稲はワラで束ねるのだが、これは少し難しい。要領が悪いととても手が痛い。しかも、つくった束がすぐにばらけてしまう。

 農業70年のキャリアで、母が手ほどきしている。
 今年は何故か田んぼにサルやイノシシが来ない。畑は既に荒らされたのだが。稲刈りが済んでしまえばこっちのもんだ。相撲でもサッカーでもやってくれ。

 新嘗祭に使う稲穂を取りのけておくのを、もう少しで忘れるところだった。田んぼの中程のきれいな穂を確保する。