PTA種目、色別対抗綱引き。児童数が少ないので、全部の親を4チーム(赤、青、黄、白)に分けると、綱引きとしては少し寂しいものになる。しかし、作戦会議に時間がかかってなかなか始まらない。

 昔は「字(あざ)対抗綱引き」というのが有った。運動会が近づくと若い衆が神社の境内に集まって、杉の木に縄をくくり付けて、綱引きの練習をしたとか。要するに「ど真剣」なのだ。
 次の出番を待ちながら、父さん母さんの綱引きを応援をする子ども達。これで全校生徒75名。1学年平均12,3人。
 親子対抗棒引き。5,6年生とはいえ、相手は小学生。でも、親チームは手加減しない。子供に花を持たしてやろうという「おとな気」などはさらさら無し。

 引きずられて半べその子も。親チーム圧倒的勝利。
 年に一度の大イベントだ。父さん、母さん、じいさん、ばあさん、赤ちゃんまで、家族総出で応援。

 朝早くからムシロやブルーシートを持って場所取りをするのが恒例だが、近頃では、このシーズンになると量販店で折りたたみイスやクーラーボックスを「運動会グッズ」として売り出す。良いアイデアだ。やっぱり商人はそうでなくてはいけない。