猿もなかなか智恵があって、フェイントをかます。人が来て逃げ出しても、一部が茂みに残っている。偵察のつもりか、逃げるのが面倒なのか。

 もう居ないかなと近くに行くと、隠れていたのが跳びだしてきて、こちらがビックリする。

 今年に入って10匹以上射殺されているはずだが、懲りないようだ。
 午後雨になったので野良仕事ができない。株の本を読んだり、内田有紀版の「時をかける少女」を観る。

 脇役に安室奈美恵、鈴木蘭々、菅野美穂がでていて、その後のブレーク振りを考えると、結構豪華キャストだったりする。

 内容は筒井康隆原作と言うよりは、原田知世版のリメイクという感じ。ショパンの「別れの曲」を使ったりして、大林宣彦を意識していることを前面に出した演出だ。

 ビデオは連続テレビドラマを2時間ほどに押し込めたものなので、話が所々跳んでいるが十分面白かった。

 原田知世版は原田知世を撮るための映画だったが、内田有紀版は風呂屋のゴローちゃんやケン・ソゴルの内面までしっかり描いている。ストーリーもディテールもこっちが上だ。完全版を見る機会はないものか。