景品か何かでもらった肩たたき器を父がずい分愛用している。頻繁に使うから壊れるのかも知れないが、半年に一度くらいの頻度でコードの付け根が断線する。

 断線した部分を切り捨てて、ハンダ付けし直すので、コードが少しずつ短くなっていく。
 子供の頃はよく食べたものだ。もちろん洗ったりしないが、土やら動物の糞尿やらがついていただろうなあ。

 そうやって胃袋を丈夫にしていったのだろう。今でも、多少いたんだ物を食べても何ともない。
 隣の家の畑を見ると足跡がついていて、その先がていねいに掘り返してある。もう収穫してしまったので、何もないはずだが、残っているのを見つけたのだろうか。

 朝の内は雨が降っていたので、この足跡はその後ついたものらしい。
 こちらはうちの畑のダイコン。イノシシはダイコンは食わないようだが、通り抜ける際につまづいてへし折ったらしい。

 「悪さをせんかったらイノシシもサルも可愛いもんやけどなぁ。」などと話す。