何本かのネジをゆるめて、妻の部分を取りはずす。

 普段ならプラスネジの方が扱いやすいのだが、古いネジはマイナスの方がましだ。錆びたプラスネジはつぶれて回せなくなる。
 バネ金具でクランプしてあるので、ペンチではずすと、大体バラバラになる。

 こうしてビニルハウスを解体しながら、その中でした作業などを思い浮かべていると、「また一つ終わったな。」という気持ちがする。

 山ぎわの田畑は獣害で次々に放棄されて行く。10年20年後には何が残っているのだろう。