結局は「セーラー服と機関銃」を観ることになったのだが、その経緯はと言うと。

 普段は日本映画はほとんど観ない。先週ものの弾みで「時かけ」を観たら思わず面白かったので、その関連を観てみたくなった。

 何にしようかなと、「時かけ」関連の中で面白そうな作品を書き上げてみた。この中で一つ選ぶとすれば、「さびしんぼう」か。
 で、ビデオやさんへ行ったら、「さびしんぼう」は珍しく貸し出し中。じゃあ、もう何でもいいやと言うことで、「セーラー服と機関銃」を借りる。原作が一応推理小説なので、「時をかける少女」と違ってストーリーがちゃんと有る。

 薬師丸ひろ子の使う二人称が「おたく」なので懐かしい。友だちに「おたくたち、もう学校へ行ったら。」とか、二丁拳銃で抗争相手の組員をガンガン撃ち殺しながら「死ねば、おたくら。」とか。

 あの頃はみんな相手を「おたく」と呼んでいた。もちろん私も。大阪から来たヤツだけが「じぶん」と呼んでいたのがおかしかった。

 この「おたく」がオタクの語源だそうだが、それならあの頃の大学生はみんなオタクだ。