芝左近(丹波哲郎)が途中から橘一之進(加藤剛)に代わった。

 子どもながら加藤剛のベタベタの正義の味方が嫌いだった。今でも「赤の他人を人質に取られて、ピストルを投げ出すような刑事はサッサと殉職してしまえ。」と思う。

 ヴァル・キルマーの映画では「ゴースト・アンド・ダークネス」が良かったが、これも面白い。コメディなのに本格派の謎解き。会話もスマート。
 「時かけ」関連があと10本以上順番待ちなのだが、臨時に「三匹」と「キスキス」が入ったので今週のビデオ鑑賞はお終い。代わりに仕事をしながら、渡辺典子のCDを聞く。

 渡辺典子は角川三人娘の中では歌も演技も一番だったのに、作品に恵まれずいつの間にか消えてしまった。CDもそこらに見あたらないのでアマゾンで新品を買った。

 そのCDもベスト盤なのにろくな曲が入っていない。歌が上手いだけに気の毒だ。個人的には「少年ケニア」のテーマ曲が好きだが、ヒットしたとは聞かない。
 対して、原田知世は人気の勢いを駆って、毎年誕生日にはバースデイアルバムというのが出たらしい。(当時のことは知らない。)先日、中古のCDとLPを買ってきたのだが、その2枚の中だけでもヒット曲が何曲か入っている。

 アルバムも何枚か出してまずまずの評価だし、映画やCMにもよく出ている。今でも熱狂的なファンが少なくない。

 結局、世の中実力だけではない。人脈と運が無ければ・・・という当たり前の話か・・・。