原作は早川文庫では「地球最後の男」という題ではなかったかと思うが、映画に合わせて「アイ・アム・レジェンド」に変えたようだ。カバーも映画のポスター(左)と同じになった。

 なぜ「レジェンド」なのかと考えると、ラストが読めてしまうので、「地球最後の男」の方が良かったのではないかと思う。
 古い方は「ゾンビ映画の原点」と呼ばれているらしい。その後のゾンビのイメージはこの映画を踏襲しているのだそうだ。

 オメガマンの「オメガ」はギリシャ語のアルファベットの最後の文字で、「最後」という意味だろう。今回のウィル・スミス版は「オメガマン」のリメイクだそうだが、さてどういう順序で見たものか。