私は職業柄中学生や高校生の葬式に参列することが何度かあったが、とても居たたまれない。

 義父は80歳を超えているので、葬式自体はそんなに湿っぽいものではなかった。「年寄りの葬式は孫の祭り。」と言うくらいのものだ。

 子供達や親戚が集まる機会を作ってくれたんだなあ、などと言いつつ、故人が好きだった焼酎を飲む。
 葬式の翌朝早くに目が覚めたので、高鍋城址に散歩に行く。

 高鍋城は舞鶴城とも呼ばれる。「舞鶴城」とは「鶴のように美しい城」という意味で、この別名を持つ城は全国にいくつもある。姫路城を白鷺城と呼ぶのと同じだ。

 高鍋城は米沢藩の財政立て直しで有名な上杉鷹山の生誕地だ。
 帰りは「あの」ボンバル機だった。翌日、妻も同じ便で帰ってきた。

 「二日続けてボンバル機に乗って、二人とも無事だとは、おとうさんが守ってくれたのかなあ。」などと馬鹿なことを言う。