何しろブレるブレる。そっとシャッターを押してもぶれるので、天体写真の要領でセルフタイマーで撮る。

 が、星と違って鳥は動くのでシャッターが落ちたときにはもうそこには居ない、ということが多い。
 造ったカメラアダプターの剛性が低くて無闇に振動する。三脚が安物で古いのでパンもチルトも動きがシブる。うまく導入できなくてイライラする。

 しばらくやっていたら癇癪が起きそうになったので、ほどほどにやめて引き上げる。

 もう少しましな三脚を買って、本格的なジンバル雲台をつくろうか。
 普通、日時計は棒の影を円盤に映して時間を知る。逆に円盤の影が棒に映った位置を調べれば、月日が分かる。

 ということで、月日の分かる日時計(「日カレンダー」というべきか)をつくってみる。

 構造は至って簡単だ。ベニヤ板を糸ノコで丸く切るのに一番手間取った。緯度の変更も構造的には簡単なのだが、持ち歩くことはないので固定してしまう。
 隣の家が稲刈りを始めた。天候が怪しい。雨が降る前に終わらないとまずいので、手伝いの押し売りにいく。

 コンバインが田んぼをグルリと一周するたびに籾の袋を軽トラまで運び上げる。その間することもないので軽トラのそばでウトウトして、コンバインが近づいてくると目を覚まして仕事をする。ノンビリした半日を過ごした。