今日の相棒は元山岳部顧問で、私より足が達者なので遠慮無く歩く。あいにくずっとガスっていて、湿った石灰岩の露出した道がずいぶん滑りやすい。終いには雨も降り出した。

 時々ガスが晴れると、足下に岐阜県側の谷間の村々が見える。私の村も田舎だが、これらの村には負ける。雪が降ったらどうして生活するのだろう。
 山中に教如上人が隠れ住んだという岩屋があった。関ヶ原の合戦の頃に石田三成に追われた教如上人が隠れていたらしい。

 往復6時間ほどだが、ぬれて滑りやすい石灰岩がゴロゴロの道なので、思ったより疲れた。帰り着いて、大あわてでビールを飲む。エイトマンの冷却剤みたいなものだ。(古すぎて分からんネタか?)