湿原には「ウエットランドミュージアム」や「敦賀の古民家」がある。

 その近辺には木道が作ってあって、他の場所には入れない。単に金が無くて、そこだけしか木道ができなかったのか、自然保護のためかは定かでない。
 今日は閉園なので、湿地には入れない。人影が無いので、勝手に入りこめなくも無いのだが、まあやめておく。

 代わりに「敦賀の古民家」の横から道がついている天筒山に登る。標高は170mほど。歩く距離は1kmほどで、ちょうど良い散歩道だ。実際、ぶらりと登ってきたらしい数名の人たちに出会った。

 山頂には山の名前にちなんだのか、円筒形の展望台がある。
 展望台からは敦賀市の全景や湿原の全体が見える。湿原は25haほどで、江戸時代に田んぼにされたのが、近年耕作放棄されたようだ。

 湿原へは「余座」という村から登るのだが、水はこの村に流れてこない。「これはおかしい」とぐるりと回ったら、樫曲という村からの登り口を見つけた。湿地からの排水は樫曲にされるようだ。
 展望台から敦賀の町並みがよく見える。そう言えば、と市内のパソコン屋に寄って帰る。しばらく行かないうちに、パソコンの他にバイク用品も売る店になっていた。変な組み合わせだ。