子供の頃は灯明には踊りを踊った。村ごとに日が違うので、今日はあの村明日はこの村と踊りに行った。1970年頃から無くなり始めて、今はどこにもない。
男だけでなく娘達も踊りに行った。小学生や中学生の女の子たちが夜中に出かけても、何の心配もなかったのが本の2,30年前のことだ。
踊りの中心にあったたき火だけは、今でも燃やされる。煙にいぶし出されて、ムササビが飛び回ることがある。