映画としては良くできたアクション映画だ。「アクション映画」というより「戦争映画」という作りのアクションシーンで、本気でハラハラする。ただ、カメラワークのせいで目が回る。

 所詮アメリカ映画なので、アラブを見下した視線はやむを得ないが、現地警官の取り上げ方がまともなのが、この映画を観る価値のあるものにしている。

 最後のセリフはまじめにうけとれば重要なメッセージだが、「この映画はただのアクション映画ではありませんよ。」という言い訳のようにも聞こえる。