小市川沿いの林道を行くと工事現場に行き当たって、通行止め。

 白谷川沿いの林道は、入ってすぐに崩れていて、通れない。

 つまり、菅並に車を置いて、林道歩きするしかない。
 白谷川沿いの道を行くと、山側から崩れてふさがっていたり、道が川で分断されていたりする。

 というか川筋が変わって、道だったところが川になっている。

 何とか渡渉して向こう岸を歩くが、雨の後などはちょっと困るかも。
 歩く内に土捨て場に行き当たり、よじ登ってみると、ひょっこりと大きな林道に出る。

 小市川沿いの工事現場につながっているらしく、ダンプカーに出会った。

 ここを右に進んで、尾根の鼻先を回り込むと尾根へ取り付ける。
 回り込んで少し行くと、林道から尾根に登るところに、縄ばしごが垂らしてある。

 余呉トレイル整備をしているボランティアの人たちがかけてくれたらしい。有り難し。

 ここから尾根に取り付く。
 尾根はこんな感じ。ちょうど紅葉真っ盛り。

 今日はここまでにして、明日はこの道を横山岳に登ることにする。
 谷の対岸を望遠で撮ったもの。見頃の紅葉があちこちに見える。

 向こうにも林道が有るが、高時川ダムの予定地から来た道で、通行止めになっているから、入るのは難しい。

 今回はやめにしておく。また自転車ででも来よう。
 菅並は丹生谷の突き当たりの村だ。

 かつてはこの奥にいくつかの村があったが、高時川ダムの建設のために全戸離村した。

 離村してしばらくは無人の村が存在したが、今は廃屋も無くなり、自然に帰ろうとしている。

 高時川ダムの建設は中止になった。何のために故郷を捨てたのか。
 帰りに寄った丹生小学校の古い木造校舎。

 「二十四の瞳」のロケ地。
 橋のたもとには神戸ナンバーのツアーバスが停まっていた。

 この11月にできたばかりの登山コースをどうして見つけたのか知らないが、大丈夫だろうか。

 私が偵察した限りでは、足跡らしいものはない。どこへ行ってしまったのだろう。

 まさかこの寒空に、団体で沢登りをしているとも思えないが。