白谷川沿いにしばらく進むと、林道(黒い線)に行き当たる。

 林道を歩いて、尾根の鼻先を回り込むと、斜面に縄ばしごがぶら下げてあって、そこから尾根に登る。

 後は尾根伝いにどんどん登る。

 道がはっきりしないところや、危ないところもあるので、誰にでも勧められるコースではない。
 白谷川を少し登ると、簡易水道の浄水場があるから、これが目印。

 この横の壊れた林道を、ドンドン登って、新しい林道に突き当たる。

 突き当たりは、林道工事の残土捨て場になっていて、これをよじ登るのが結構大変。

 うっかり生き埋めにならないように注意。
 林道から尾根によじ登ると、紅葉がけっこう良い感じ。

 この時間はまだ日が差していたので、光線も良く、ぽかぽか暖かく、るんるんと紅葉を見ながら快適な尾根歩き。
 この辺りは古い山道の状態が良く、特に整備していなくても具合良く歩ける。
 石灰岩質で、木があまり茂らないので、道が無くても、そんなに歩きにくくはない。

 コースが分かるように、赤テープがたくさん付けてあるので、有り難い。

 デタラメに尾根を登っても、別に問題無いのだが、帰りに困るかも。
 これは何というキノコだろう。大量に生えている。シメジかヒラタケの仲間のようだが。

 美味そうに見えるが、怖いので食べるのは止めておく。
 これは見るからに駄目そう。

 丸いところをつぶしたら、煙のような胞子が飛び散った。

 山頂近くで、ちょっとした岩場を登る。道のはっきりしないところもあるし、一般向けのコースとしては、少しきびしいか。
 北西尾根に突き当たって、後はほとんど水平に10分ほど歩くと、ひょっこりと山頂の物置の横に出る。

 2組の人たちがラーメンなどを作って食べていた。私もコンビニのおにぎりとサンドウィッチを食って、寒いのですぐに下山。

 下山途中で大きなカメラをぶら下げた人に出会った。「やあ、こんなコースをよくご存じですねえ。」とか、2,3挨拶してすれ違う。