電車の中や「観察」の合間に、本が2冊読めた。1冊がこれ。
去年の暮れから今年の1月にかけて、イスラエルがガザを攻撃した。
流石にこのときは世界中で取り上げられたが、すでに人々の記憶から消えつつある。
数10km四方の土地に閉じ込められ、そこに無差別に爆弾が落とされる恐怖。
意味もなく家族を殺され、生き残ったのは自分だけ、という住民が無数にいる。
正当化されるものではないが、自爆テロに走る人間は、そういう絶望から生まれるのかも知れない。