「時間物」といえばタイムパラドックスの問題がある。ほとんどの映画や小説では無理があるか、または完全に無視している。

 この小説ではこの問題に真正面から取り組んでいる。と言うより、メインテーマにしている。

 意識だけが時間を超える、という設定と、主人公のパートナーがパラドックスが起きないように、うまく手配するという方法だ。