バス停からちょっと入ったところに、この案内板があるのだが、どうも分かりにくい。

 どうしたものかと話していたら、何度も来たという岐阜県の人に出会った。駐車場までついて行く。

 車を止めてからは、分かりやすく、迷いようのない登山路だ。
 駐車場に車を置いて、川沿いに歩き始める。ちょっと行くと、夫婦松があるが、立ち枯れている。

 雄松と雌松が絡み合って1本になっている。縁結びの御利益があるようなので、子ども達のことを祈願したのだが。

 枯れているから、あまり縁起が良いとも言えないかな。
 しばらく行くと、巨大な土石流止め。その横を上がると、林道に出てしまう。

 林道は少し行くと行き止まりで、すぐそこのヒミズ谷出合小屋の横が、登山口だ。

 ここで、表参道コースと、水無山コースに分かれるが、初心者向けの表参道コースにした。
 歩きやすくて、きれいだが、単調な杉の植林帯をドンドン登っていく。「ブナ林」などが好きな人には、あまり魅力的なコースではないだろう。

 ブナの木も少し見かけたが、大した物ではない。

 3合目でまた林道に出る。再び山道に入って、すぐにあざみ小屋。
 5合目の小屋でチョット休憩。夢咲きの鐘というのがぶら下がっている。

 良いのかな、とか言いながら、ガラガラ鳴らしてみる。
 すこし怖いところもあるが、だいたい問題無く山頂に着く。

 中高年や子供も登っているのだから、余程不注意でなければ危ないことはない。
 山頂直下に長い階段があって、ガッカリ。

 信仰の山だから、ここで信仰が試されるのだろうと、しみじみ登る。

 階段を登り切ったところに、鳥居があって、それをくぐると山頂だ。

 妻は鳥居をくぐったところで座り込んで、思わず合掌、柏手。
 とりあえずラーメンなどつくる。腹が減って、景色を見る余裕もなし。

 さて、落ち着いて眺めてみると、かなり広い広場で、人がたくさん居る。
 鎌ヶ岳や雨乞岳がよく見えて、「あれは登りたい形やなあ。」などと話す。
 このケルンに登っているオヤジが居たが、何だろう。高ければ何でも登りたくなる気持ちも、分からないでもないが。

 ケルンのところで写真など撮って、下山。朝7時半に出て、16時高時村帰着。