小型のチェンソー、2サイクル用ガソリン2L、チェンソーオイル1L。これで10kgほど。とりあえず今日はこれだけ。

 もう少し上まで登って、1日仕事になると、これに普段の山登り用の装備を5kgほど持って行く必要が有る。

 テント泊3日分くらいの荷物だ。
 背負子にゴムバンドでくくりつけると、こういう具合。

 ガンダムなんとかみたいで、凛々しい。重さはたいしたことないが、かさばっているので薮こぎ向きの格好とは言えない。

 登り下り2時間、作業1時間くらいの予定なので、水や食料は持たずに出かける。
 登りはじめの尾根から我が家が見下ろせる。
 尾根の反対側を見ると、高時小学校の建設予定地の造成がかなり進んでいる。

 とは言え、工期に間に合うのかな。もうくい打ちはすんだのだろうか。
 現場到着。コース全体を整備するのは無理なので、何とか歩けるところは良しとする。

 20年も放置すると、道の真ん中に太さ10cm近くの木が生えている。

 こういう具合に完全に道がふさがって、回り込む必要のあるところだけ切り開く。
 通り抜けられるようになった。この調子で、1時間で100mほど進めた。

 2,3年かければ、標高差500m、1周3時間ほどの快適な散歩道ができるだろう。

 退職後は、浅井氏が小谷城から尾根伝いに己高山鶏足寺に参拝したという縦走路を再現してみたい。
 この山には、ちょうど尾根の部分に数百mにわたって深さ10m近い谷がある。

 自然にこんな地形ができるわけはないから、人工のものだろう。かなり大規模な遺構だ。

 調査されたという話は聞かないが、空堀ではないかと思う。

 記録がないから、古墳時代の勢力の境界かも知れない。
 この谷はちょうど山すそ近くの神社の敷地を通り抜けて、さらにふもとまで続いている。

 神社の境内は整地されて広場になっている。つまり、この谷は神社以前に作られたことになる。