やむを得ず地球にやってきた宇宙人が差別される、という展開は、映画では初めて見たような気がするが、マンガや小説では有りそうだ。

 例えば手塚治虫の「アトム大使」はほぼ同じようなテーマだ。

 人間と「人間以外の知性」との関係については、スタニスワフ・レムの遭遇物が好きだ。(「ソラリス」をジャパニーズテイストで映画化したら、かなり泣ける映画になるだろう。)
 「24」や「プリズンブレイク」などがヒットしているが、何しろ全部見るのは大変だから、連続ドラマは避けていた。このシリーズは短いので、見てみる。

 展開は「逃亡者」や「逃亡弁護士」と同じ。自分を罠にはめた犯人を捜しながら、途中で出会った事件を解決していく、というもの。

 全くのおちゃらけでもない微妙なテイストのコメディで、逃亡者のような深刻さはない。

 舞台はマイアミなので、お色気も十分。毎回同じ展開で、全部一気に見ると、くどいのは仕方がない。