己高庵には居なくて、近所の家で飼われているというので、行ってみた。

 昼間は寝ている、というのでもなさそう。

 カメラに興味を持ったのか、ずっとそちらを見ている。だから、何枚か撮った写真は全部カメラ目線だ。

 図体はでかいが、まだピーピー鳴く。
 高時小学校の新築工事は大分進んでいる。

 小学校というのは中学校や高校と違って、地域の要でもある。

 高時小学校が存在するので、高時村が無くなって60年近くにもなるのに、高時村住民の一体感があるのだ。
 この木造の校舎も、あと半年ほどだなあ。

 今居る子ども達の親も、その親もここで勉強した。

 要するに、この辺りに住む人はみんな同窓生だ。

 だから、現在家族の中に小学生が居ようが居るまいが、小学校のことになると誰でも協力してくれる。
 いつもの所。急に夏らしい天気になって、コントラストがきつい。
 うちの畑の隣に林がある。持ち主がよそに出てしまっているので、管理がされなくて、ジャングルになっている。

 ここに紛れてサルがカボチャなど取りに来るので、雑木や下草を刈り払うことにする。

 よその土地の管理までしなくてはならないとは、過疎地は辛いね。
 隣の桐の木から飛んできたタネが、うちの屋根で何本か芽を出した。

 面倒だが、大きくならないうちに切り取る。

 今日もよく働いた。