山の斜面を登って神前神社の裏手へ。一度融けて固まった雪だが、足が20cmくらい沈む。「雪上をスイスイ」とは行かない。

 神前神社の急な階段を下りて、鳥居までが相当に怖い。やはりスノーシューは下りが難しい。雪どけをしていた村の人に変な顔をされた。

 次は輪カンジキで来てみよう。
 こういうところも空が真っ青だと絵になるのだが、ザンネンながら今日は曇り気味。

 思ったより小動物の足跡が少ない。昔はウサギの足跡だらけだったのだが。
 その代わり、イノシシや鹿の足跡が縦横にあって、完全に道になっている。

 何が原因か分からないが、ここ数十年の間に、獣の分布が変わったようだ。

 サルの足跡が見あたらないが、どこへ行ったのだろう。
 飯福寺。紅葉の時期に、ポスターに使われるところ。冬の間は人が来る様子はない。こういうところにテントを張ってずっと暮らせたら良いなあ。

 雪が融ける前に来れば、良い写真が撮れたのだが。
 いつもの所。昨日、今日の間にすっかり雪が溶けて、石垣や柵が顔を出している。

 スノーシューがあまり効いていないような気がして、試しにはずしてみたら、腰まで沈んでしまった。一応効いてたのね。
 飯福寺を降りて、田んぼの中にあった梅の木。そろっと咲こうかな、という気配。

 ヒマ人がスノーシューで登山に行っていないかと、登山路をのぞいてみたが、全く足跡はなかった。

 ネットで見ると、時々冬期に己高山に登ったという記録が載っている。夏道を知らずに、強引に登っているらしい。低山とはいえ、危ないところも有るのだが。
 高時小学校の校舎は、もう半分も残っていなかった。

 特別教室棟や体育館はくずし始めたところらしい。

 内部はきれいな木造だが、外側はモルタル塗りなので、保存するほどの価値は無かったということだ。

 ちょっと淋しいが仕方がない。
 内部を見ると、完全な木造ではなく、かなり鉄骨が使われていたことが分かる。

 耐震構造を調べようにも、基準にも無いほど老朽化していたらしい。
 ウサギ小屋のウサギは当然もう引っ越したはずだが、新しいウサギ小屋はどうなっているのだろう。
 別棟のログハウス風の図書室は地元に払い下げて、集会所にでもするつもりらしい。