ブタの目玉。

 目玉というと、鬼太郎の目玉のオヤジを連想して、コロンとしたものかと思うが。

 実際には、まわりに眼球を動かす筋肉がびっしりついていて、肉団子のよう。

 ちなみに、心臓のまわりには脂肪がゴッテリついていて、やはり素人目には分かりにくい。
 「こういうこと」が大好きという女子。1人でてきぱき進めている。

 バディの男子は記録役をしていた。
 ウ〜、目が合ってしまった。

 まぶた(瞬膜)の残った眼球。だいたいヒトの眼球と同じくらいの大きさだ。

 まず、まわりの筋肉を取り除いて、眼球だけにするのに手間取る。
 きれいに取れました。目玉のオヤジ状態。 
 強膜(白目)を切って、前後に分ける。強膜は大変丈夫で、なかなか切れない。

 硝子体は卵の白身のようで、ドロリと出てくる。この際、網膜(写真中央付近の半透明の固まり)も剥がれてきてしまう。網膜剥離が簡単に起きるのがよく分かる。

 右の方のまん丸い半透明のものは水晶体。

 内側全体が黒いのは脈絡膜の色。
 水晶体を取り外して、虹彩を裏から見る。

 こういう写真を撮るのに、防水のカメラは便利。ベタベタの手で触っても、後で水洗いできる。
 水晶体。レンズになっているのが分かる。

 強引に引っ張ったので取れてしまったが、縁に少しついている黒いのがチン小帯。

 水晶体は弾力があって、チン小帯の力でピントを合わせる。

 私くらいの歳では水晶体の弾力が無くなって、老眼になる。