例えば、ｍｐ３プレーヤーを聞いていて、特に問題無かったとする。ふと思いついて、ちょっと良いイヤホンを張り込んで、取り替えてビックリ。今まで何とも思わずに聞いていた音は何だったんだ。 　プレーヤー自体も同じ事。ｉＰｏｄとウォークマンを聞き比べてみれば分かる。ただし、私が聞き比べたのは何年か前だから、今時のｉＰｏｄは良くなっているかも知れない。 　だいたい、ｍｐ３プレーヤーの音がショボイのは、電源が貧弱でイヤホンを十分ドライブできないのが原因だろう。だから、そんなに大げさでなくても良いから、素直なバッファを外付けしてやればよい。それがヘッドホンアンプだ。 　ChuMoyアンプは回路を工夫して、最小の部品でそれを実現している。 　それだけのことだ。たくさんの部品を使って、手間暇かければ、もっと良いものができるだろう。ChuMoyアンプの良さは、シンプルさにある。 　超小型にしようとか、２，３の部品をケチろうとか思わなければ、もっと素直な回路で済ませられる。（おそらくその方が音も良い。） 　ネットで見ると、形だけまねしたものが多い。しかも、オペアンプを取り替えるにあたって、回路定数をそのままにしてある事さえある。そして、「クリアな音だ」とか言っている。おいおい、その回路だと、明らかに歪んでいるだろう。 　ネットの情報は鵜呑みにできない、という良い見本だ。