7,8,9月の日記に戻る

 米原駅東口(多分こちらが正面)にあるレリーフ。

 丹生の木彫りでつくった、米原の風物詩。

 立派なものだが、何しろ、米原で乗り降りする人が少ない。見る人もなくて残念。

 本当に、米原は「通り過ぎる駅」なんだなあ。
 こんな感じ。

 エントランスに誰もいない。

 20分ほど、ここで電車待ちをしたが、数人通っただけ。
 米原から鳥居本まで近江鉄道で移動する。

 ワンマンで、降りるとき運転士さんに切符をわたす。
 パトカーみたいな電車。

 近江鉄道は、自転車が乗せられたり、イタ電のラッピングなど面白い。
 集合場所。近江鉄道の鳥居本駅。

 かわいらしい駅で、これだけでも見る価値あり。
 鳥居本宿、中山道沿いにある赤玉神教丸の有川製薬。

 建物自体が重要文化財という歴史のある薬屋さんだが、今でも薬局をやっている。
 中山道と北國道の分岐点。

 ここから山道を登って、摺針峠(すりはりとうげ)を通って、番場宿へ行く。

 ピンクの女性は、ウォーキングを企画した米原商工会の職員。

 しんがりで旗を持って、すぐに道草を食いたがるオヤジ達を追い立てる。
 摺針峠。

 望湖堂は火事で焼失した。

 摺針峠には、お婆さんが斧を磨いで針をつくっていたという伝説がある。
 摺針峠を下りると、番場の宿。

 番場の蓮華寺。

 番場の公民館で、お茶や団子をごちそうになる。

 団子を食い過ぎて、腹が重い。
 醒ヶ井宿にある西行水。

 西行が飲んだお茶の、残りの泡を飲んだ娘が妊娠して、子を産んだ。

 西行は、泡から生じたものなら泡に帰れ、と我が子を泡にしてしまったという、トホホな伝説のある泉。

 西行は反魂の法を使ったりして、どうも怪しい人だ。剣の達人、かつ美男だそうだが。
 醒ヶ井には西行水だけでなく、多くの湧き水があり、合流して地蔵川になっている。

 地蔵川の水は冷たく、梅花藻が満開だった。
 地蔵川の源流、居醒の清水。

 日本武尊が伊吹山の荒神に戦いをしかけ、返り討ちにあって高熱を発したが、ここで冷やして助かったという。

 それでも結局、三重で死んでしまった。

 石の下から大量の水が涌き出ている。霊仙に降った雨が、数年かけてここまで来るのだそうだ。
 終点、柏原宿では「やいと祭り」をしていた。

 「やいと」はお灸のことだ。

 柏原宿は伊吹モグサで有名。吉原の花魁を使ったCMで、爆発的に売れたという。
 柏原宿で解散。

 東海道線で米原まで、米原から蒼ざめた馬号で高時村へ帰る。