読書量

・仕事術にもどる

   
 雑誌やネットで「速読術」や「フォトリーディング」の話を読むと、疑問を感じる。

 一体、そんなにまでして本を読む必要が有るのか。
 
 速読術の本を書く人は、「本を書くほどの人」だ。沢山本を読む必要が有るかも知れない。しかし、普通のサラリーマンなどはどうだろう。


 1冊本を読むのにかかる時間は、本にもよるが普通は1〜3時間程度だろう。毎日1時間読めば、月に10冊は読める。1年で120冊だ。それでは足りないかな?

 いや、1日に1時間も読書時間をとれないよ、という人も居るかもしれない。しかし、その程度の人が速読術を必要とするだろうか。


 速読術は1時間に何冊もの本を読むために必要なのであって、毎日の読書時間を10分で済ませるための手段ではない。

 1日に1時間も本を読まない人には、速読術の意味はない。


 ただし、ハウツー本などは、ザッと目を通してから、必要な部分だけ読めば良いのだから、特別な技術が無くても、1冊10分もあれば読めるだろう。