己 高 山 (こだかみやま)
湖北の山々に戻る ホームぺージに戻る
[交通]
 JR木之本駅よりバスまたはタクシー

 北陸自動車道木之本インター(20分)
  →古橋−(5分)→己高庵

[地図]
 25,000分の1「近江川合」

 写真は木之本町千田付近から東を見る。中央が己高山頂。
 古橋の己高庵横の広場に車を置いて、林道を1kmちょっと歩くと、登山口に至る。普通はここから尾根道を登るが、林道をもう少し進むと「仏供谷登山口」があり、谷道を選ぶことも出来る。

 尾根道を行くと「二合目」などと書いた札があるが、正確ではない。「六地蔵」が山頂までのちょうど中間地点と見てよい。六地蔵を少し行くと、仏供谷からの道に合流する。

 さらに登ると「馬止め・牛留め」に至る。ここまでは馬で荷を運び、ここから先はここに留めておいた牛に積み替えて登ったと言われる。「馬止め・牛止め」と書いてあることもある。
 山頂近くには鶏足寺が有ったが、昭和9年に消失した。仏像などは麓の古橋の己高閣や世代閣にまつられている。一見の価 値はあるから、下山後立ち寄ると良い。

 鶏足寺跡から山頂までは直登で、かなり急だが距離は短い。山頂はちょっとした広場になっている。見晴らしは良くない。木の葉の落ちる時期には、金糞岳や伊吹山が見える。
 下山は往路を戻るが、山頂から南下して松尾寺跡から石道、または飯福寺へ下りるのも良い。

 ただし途中に案内のない分かれ道が有るから、地図の読めない人はやめた方が良いかも知れない。
 石道や飯福寺に下山した場合は遊歩道を通って己高庵に戻ることが出来る。

 石道寺には井上靖の「星と祭り」にでてくる観音像がある。

 飯福寺は今は鶏足寺と呼ばれ、紅葉の名所になっているので、時期が良ければ立ち寄ると良い。


 なお、己高山頂から真北に緩やかな尾根が続いている。かつて有った尾根道はすっかりヤブになっているが、ヤブこぎが好きな人なら楽しいだろう。

 真北のピーク(名前は不明)から点線のように西に進めば古橋に至る。また、東に進めば白倉岳を経て金糞岳や八草峠に至る。

 ほぼ水平な尾根で、ヤブ漕ぎまたは残雪期に楽しい。