余呉のベルクスキー場が閉鎖になって、廃墟が残っている。 国道365号からベルクスキー場へのゲート付近に少し空き地があるので、そこから送電鉄塔の巡視路を登る。 初めの急登を越えて、尾根に登ってしまうと隣の尾根にスキー場の廃墟が見える。 |
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振り返ると、余呉高原スキー場や今庄365スキー場も見える。 こちらは営業中。 |
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初めの急登と最後の激下り以外は、全行程緩やかなアップダウンだ。 しばらく進むと、電波塔を通る。ここがP765。 電波塔のすぐ側に4等三角点「栃ノ木」が有る。 |
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尾根伝いに並んでいた送電鉄塔は、尾根が南東にそれるに従って、尾根と離れていく。 最後に尾根上にあった鉄塔からは白山がよく見えた。まだ(5月中旬)真っ白だ。 鉄塔のあたりは大げさなほど切り開いてあるから、人によっては憤慨するに違いない。 |
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このコースはほとんどがブナ林の中だ。 といっても、太さが一様なのは戦争中の供出などで皆伐されたためだろう。戦後パルプ材として皆伐された山も多い。 何にしても、一見豊かな自然のようだが、ほとんどが二次林ということだ。 P873の少し手前にブナの巨木がある。 このあたりのブナは太さがバラバラで、あまり人手が入っていないようだ。 |
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P873音波山からは、下山コースの尾根が左手に見えていて、その向こうに横山岳が見える。 横山岳はどちらから見ても双耳峰という、面白い山だ。 |
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ルートはずっとブナ林の中で、行けども行けどもこんな具合。 杉林より広葉樹林の方が好きだという人は多い。確かに杉林は殺風景な気がする。 それにしても、私個人としては広葉樹なら樫でも椎でも良いじゃないかと思う。ブナばかりがひいきされるのはどうもすっきりしない。 |
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下谷山には余呉トレイルクラブの人が去年立てた標柱が有るのだが、何者かにかじられて、「谷」の字が読めなくなっていた。 P971下谷山は県境尾根(分水嶺)上に有るのだが、下山コースがその少し手前の尾根なので、200m程引き返す。 |
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登る途中では下谷山は見えなかった。 下山途中、P873の小ピークの手前で、木の間からちょっと山頂が見えた。 |
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生々しいクマの糞が2カ所ほど続けてあった。これは近い。 と思っていたら、先頭の方から「あ、クマだ」の声がする。 あ〜あ、見逃した。前の方を歩いていれば良かった。 大勢で歩いていても、クマと接近することが有るんだなあ。 |
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点標大音波817は広場になっている。 最後は半分ずり落ちそうな斜面を100mほど降りて、半明の集落跡近くに着地する。 |
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