再生紙つくり
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 牛乳パックを一晩(一昼夜?)水につける方法もあるが、手間がかかる上にうまくいかないことがある。

 私のオリジナルというわけではないが、うすい台所洗剤で煮ることをおすすめする。

 水がしみていくのが目に見えるので、出来たのがよくわかる。

 20分ぐらいで煮上がる。あとは流水で洗う。
 ビニールコーティングが簡単に剥がせる。生徒にやらせると、きれいに剥がしっこをして、結構盛り上がった。

 洗剤がしみこんでいて殺菌力があるのか、1週間くらい放っておいても臭くならない、というメリットもある。

 洗剤の濃度は適当でよいが、どうも濃すぎると再生紙の仕上がりが良くないような感じだ。
 網を2重にした。下側に丈夫なステンレスの網。はさむだけで固定しなくても垂れ下がらない。

 その上に目の細かい網を乗せる。ガーゼやさらしでも良い。

 パルプ液を漉いたら、上の網だけはずして、次の仕上げ工程に送る。
 枠は4本の木ネジに輪ゴムをかけることで簡単確実に固定できる。

 ネジは上下左右対称に打ってあるので、向きを気にしなくて良い。ここを良い加減にすると、組み立てが面倒になる。

 同じ物を数個、きっちり寸法を合わして作った。どのパーツをどっち向きに組み立てても良い、というわけだ。
 パルプ液の濃度によっては水切りが面倒だ。なかなか水分が落ちなくて、ここで作業が滞る。

 で、減圧濾過器を作ってみた。快調。

 安物のプラスチックコンテナに、減圧用の穴と漉き枠を乗せる穴をあける。要所にスポンジテープをはって、気密にする。
 減圧は電気掃除機でする。水はコンテナ内に溜まるので、掃除機の方へは行かない。

 みるみる水分が落ちていくのが、気持ちがよい。

 コンテナは数個の漉き枠をちょうど入れておける大きさの物を使った。スマートに片付けられる。