テスラコイル
・ガラクタ製作所にもどる
 こういう派手な物なので、SF映画にはもってこいだ。

 これで次元を越えたり、タイムスリップしたりする。

 実際は、単なる高周波の放電装置だが。
 私が作ったのはこれ。

 派手な放電をするパワーは無いが、そばに置いた蛍光灯が光っているから、電力が放射されていることが分かる。
 配置の様子。蛍光灯は何も接続せず、コイルの側に置いてあるだけ。

 蛍光灯の下がコイル。その下が、発振回路。

 右下が先日作った可変電圧電源。どちらの回路も3〜10Vくらいで発振する。一度発振すると、1.3Vくらいまで落としても止まらない。
 何しろコイルを巻くのが面倒臭い。

 直径2cmのアクリルパイプに、0.09mmのウレタン線を500回巻き。

 10回巻いてはため息をつき、100回巻いてはお茶を飲む。先にコイル巻き機を作った方が良かったか。
 発振回路は2種類作ってみた。

 左がスイッチング用のMOSFETを使った回路。2N7002が手もとに有ったので使ったが、そんなFETで大丈夫か。

 右はトランジスタ式のもの。

 どちらも、簡単に発振した。
 2N7002はスイッチング用のMOSFETだが、ごま粒を半分に割ったような小さなものだ。

 5.1Vのツェナーは手許に有った物。FETの保護用で、発振には関係ないと思う。

 電源電圧も確定していないので、20kΩと10kΩはデタラメ。
 トランジスタ式。

 ネットの記事では2N2222が使ってあったが、何でもよかろう。

 発振するとLEDが光るので、目印になる。なんだか昔の、グリッド電流計のよう。

 20kΩは例によってデタラメ。
 コイルと発振回路を組み合わせているところ。

 簡単に発振した。FETのほうが蛍光灯がかなり明るく点く。パワーはトランジスタよりFETの方が強そうだ。

 調子に乗って、発振した状態でハンダ付けしようとしたら、FETがとんでしまった。

 急がば回れだ。