1200MHz1λハットヘンテナ

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 ヘンテナを2個背中合わせにつなぎ合わせると、1λヘンテナになる。

 それをクルッと丸めると、1λハットヘンテナが出来る。

 以前430MHzのλ/2ハットヘンテナを作って上手くいったので、今度は1λに挑戦だ。
 と言ううちに、もう出来ました。

 小さいので、エレメントは普通の銅の針金で十分だ。

 両側のショートバーを対称に少しずつ動かして、SWRを下げる。対称にしないと、バンド幅は広くなるが、SWRが下がらない。

 簡単にできて、性能もまずまず。
 ところで。

 こういう具合にSWR計につないで調整すると、1260MHzから1300MHzの40MHzの間でSWRがほぼ1.0になる。

 やったね。と思うでしょう。
 ところが、間の接続ケーブルをはずして、こういう具合にSWR計に直接アンテナをつないでみると。
 この通り。

 一番悪いところでも1.4だから実用上十分ではあるが、ベッタリ1.0からはほど遠い。

 要するに、間にはさんだ40cmほどの同軸ケーブルのせいで、SWRが実際よりかなり良く表示されてしまうのだ。

 これではビームアンテナの調整など出来たものではない。
 リターンロスブリッジで見ると、こんな感じ。

 1310MHz辺りを中心に50MHzくらいのバンド幅がある。

 少し周波数が高い目だが、これは調整しても下がらない。

 リングの直径を、あと1〜2mm大きくする必要が有る。

 なお、1850MHzの深い谷はショートループによるもの。