HB9CV

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 HB9CVは初めてなので、ググって適当なモデルを探す。

 こんなのが有ったので、とりあえずこれでやってみる。

 ネットで見ると、何故かフロント側に給電したものがほとんどだ。

 長い方に給電したら、マズイのだろうか。
 パワーを通せる5pFくらいのコンデンサを持っていないので作る。

 50Ω系の同軸ケーブルは、大体1m当たり100pF、すなわち5cmで5pFになる。

 長いままでは波長に対して無視できないので、3本に分けて束にする。

 1本が1.5cmくらい。
 出来上がり。

 たかだか10Wかそこらなので、こんなごつい必要は無いのだが、手持ちの一番細い同軸がRG58Uだったので。
 5.8pF。

 予定より少し大きくなってしまったが、まあ良しとする。
 エレメントを寸法に切って、半田付けして組み立てておく。
 塩ビの水道管に穴を開けて、エレメントを差し込む。

 8cmというのは思ったより短くて、チーズの長さギリギリだった。
 フェーズラインも整形しておく。
 エレメント、フェーズライン、コンデンサを組み付けて、出来上がり。

 ショートバーを適当に仮止めする。
 SWRを測ってみたら、1.1くらいだ。

 なんと、そんなうまい偶然があるものだ、と喜んで、そのまま屋根に上げて受信してみた。

 友人のS君に相手をしてもらって、送信のテストも。

 ありゃ、全然ダメじゃん。なんでやねん?
 実は、思い当たることがある。

 古くて、網線が真っ黒で、半田も付かないような同軸ケーブルを使ったのだ。

 もし、同軸ケーブルの片道で10分の1に減衰すると、アンテナの整合が全くとれていなくても、反射波が100分の1になってしまう。

 つまり、SWRが本当は∞なのに、見かけ上1.2と表示されてしまう。
  
 ダメな同軸ケーブルを使うと、見かけのSWRが良くなる、という皮肉なことが起きる。



 多分こういう事だと思うので、一度アンテナを降ろして、新しい同軸ケーブルで調整し直そうと思う。



 とりあえず、本日はここまで。