JAMSAT型6エレ八木

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 八木アンテナは、長くなるほど長さとゲインの比が悪くなる。性能を突き詰めるのでなければ、4〜6エレくらいが作りやすく、性能とのバランスも良い。

 寸法の多少の誤差(5mm程度)は問題ないそうだ。

 調整がクリティカルでないということは、性能がピーキーでないということだ。特性重視の設計のアンテナと比べると、性能が大したことはないのは仕方がない。ローカルラグチューに使うアンテナで、目を白黒させる必要は無い。



 材料は指定通り。寸法は誤差1mm以内でキッチリ作った。

 ただし、ブームは指定より細い(10mm角)。安くあげるため、強度は犠牲にする。結果的に6エレメント八木アンテナとしてはずいぶん軽い120gとなった。寒い北風が吹いたら折れるかも。

 ラジエターがフォールデッドになっているので、そこだけ木片を接着してある。(上の写真で、出っ張っているのが分かる。)

 詳しい寸法や作り方はJAMSATのサイトに書いてある。

 エレメントに直接同軸ケーブルを半田付けするのはちょっと面倒なので、導線をあらかじめ半田付けしてからブームに取り付けると良い。

 ブームに3mmのドリルで穴を開けて、3mmのエレメントを差し込む。かなりきついが、無理に押し込めば抜けなくなるので、かえって都合がよい。

 防水のために、ニスを塗れば、エレメントは完全に固定されて、抜けなくなる。



 出来上がって、SWRを測ったら、共振点がずいぶん低い。ラジエターをペンチで1mmくらいずつ切り取っていく。

 理由は分からないが、1cmくらい短くしたら、SWRの最低点が435MHzになって、430〜440MHzで1.3以下に収まった。



 例によって、S君にアンテナチェックの相手をしてもらった。

 例によって、ヘンテナの方が感度が良い。あ〜あ。何をやってもヘンテナに勝てない。どうなっっとるんだ一体。



 いくらヘンテナが高性能だと言っても、6エレ八木より良いのはおかしいと思うぞ。