誘導電流による反発

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 まずは、木工細工で土台を作る。

 再生紙で年賀ハガキを作った時の枠を解体して、組み直してみた。
 ヘルムホルツコイルをつくる。

 リング状の2個のコイルを半径だけ離して固定する。

 2個のコイルを直列にして電流を流すと、コイルとコイルに挟まれた空間に、かなり均一な磁場が出来る。
 できあがり。

 上のレールのような2本の棒は他のコイルをぶら下げたりするためのもの。
 1回巻きのコイルをショートしたもの。

 髪の毛でぶら下げて、ちょっとの力でも揺れるようになっている。

 上のレールに引っかけてセットする。
 アルミホイル。エッジで引っかけて、ちょっとの力でも揺れるようになっている。

 こういう平たい金属の、厚み内の誘導電流を「渦電流」という。IH調理器の加熱原理だ。

 働きとしては1回巻きのコイルをショートしたものと同じはずだ。
 セットするとこういう感じ。本のわずかな力で揺れ動くので、渦電流で反発力が働けば、検出できるはず。

 実際、アルミホイルもワンターンコイルも、非常に敏感なので、セットするのが面倒なくらいだ。

 ところが、コイルに電流を流しても、ピクリとも動かない。う~ん。
 電池を4個、つまり6Vでやってみたが、うまくいかない。

 そこで、電池を8個(12V)に増やして、さらに4400μFのコンデンサを抱かせてみた。

 相当パワーが上がったが、やっぱりうまくいかない。

 行き詰まり・・・・・・・。