ガイガー検知器

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 敦賀原発に近いので、心配。20年前に秋月でキットを買って作ったガイガー検知器。ガイガーカウンターだったのだが、カウンター部分だけ別にして、他の用途に使っている。

 作った当初は毎日スイッチを入れてチェックしていたが、その内に引き出しの奥に放置されてしまった。

 久しぶりにスイッチを入れてみると、1分間に数発音が出る。バックグラウンドを拾っているのだろう。
 市販のグロー球のうち、プラスチックカバータイプ。ガイガー管に近づけても、特にカウントが増える様子もない。

 こじ開けてみると、中にガラスの放電管が入っている。 
 ガラスの放電管をガイガー管に乗せてみた。

 やはり変化無し。

 ちなみにこのガイガー管は浜松ホトニクス製で、現在は製造していない。

 ガイガー管には寿命が有ると聞いたが、バックグラウンドを拾っているのだから、一応生きているのだろう。
 グロー放電管をラップで包んで、カナヅチで慎重に壊してみた。

 バイメタルが見える。壊した時にショートしてしまったらしいが、本来は電極どうしは離れているはず。
 裸にした状態でガイガー管に近づけてみたが、変化無し。

 こういう場合、放射線が出ていないのか、検知機がダメなのかはっきりしない。

 以前勤めていた学校には、線源も検知機も有ったので、チェックに使えたのだが。
 このガイガー検知器のキットの回路図です。もう20年も前のものなので、無断使用は許してもらいましょう。秋月さんごめんなさい。

 クリックすると大きな回路図を表示します。

 簡単な回路なので、秋葉原に近くて、電子工作が得意な人ならそんなに手間無く作れるでしょう。

 ガイガー管は今は日本では作っていませんが、中国製やアメリカ製がネットで手に入ります。

 ところで、表題の「ガイガーの復活」はコリン・ウィルソンの「ロイガーの復活」のもじりです。なんのことやら。