マイクロソフトマウスの修理

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 あちこちドライバーを突っ込んで、こじてみたが、開かない。どうやら爪で留めてあるのではなさそうだ。

 裏の後ろのテフロンの下にネジが隠してあった。

 特殊なネジではないので、簡単に外せる。
 底のネジを外すと、カバーがとれる。

 ホコリが溜まって汚い。この際、きれいにしておく。
 調子の悪いボタンと、4本のネジが見える。

 ネジを外す。
 ネジを4本とも外しても、ふたが取れない。

 さては、この爪が怪しい。両方の隙間にドライバを入れて、外す。

 それでも、カブは抜けません。
 先端に筋が入っていて、そこから割れそうなので、細いドライバを入れて、こじてみる。

 やっと底とフタが外せた。

 なかなかガードが堅い。
 こんな感じ。

 矢印のタクトスイッチが接触不良だろう。

 これを取り替えればよいのだが。
 ちょうど良いタクトスイッチの手持ちがない。

 それに表面実装タイプの小さな部品なので、半田を外すのが面倒そうだ。

 仕方がないので、スイッチそのものを修理することにして、スイッチのカバーの爪をこじ開けてバラす。
 バネ兼接点の金属円盤とゴムのカバーがとれる。

 スイッチの中はこんな感じだ。

 外側の接点がすり減ってきているが、仕方がない。こちらはそのままにしておく。
 金属円盤を裏返してみると、なんだか色が悪い。

 酸化しているようだ。

 多分これで接触が悪いのだろう。
 細いドライバの先でガリガリこすって、酸化膜を落としてみた。

 光沢面が出て、良い感じになったように見える。
 元通り組み立てる。

 快調だ。どうやら上手く治ったらしい。

 これで、手に馴染んだマウスを、またしばらく使える。