2種類のネオン

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 「ネオンブラケット」というのは、ブラケットに入ったネオン管という意味だと思うが。

 この2つは袋も中身もそっくりで、おまけに型番も同じだ。

 ところが規格が違う。おそらく中身も全然違う。
 
 よく見ると、一方には1.5mAと書いてある。

 裏返してみると、


 
 表に電流値が書いてない方は、裏にDC15mA、その上、「+-を確認して結線して下さい」と書いてある。

 つまり、その中身はLEDと推測される。

 もう片方は、本物のネオン管だろう。ただし、本物のネオン管なら1.5mAでも多すぎるが。
 
  
 型番は両方ともまったく同じだ。

 そして、その型番の中に「LED」という文字が含まれている。

 おそらく「ネオンブラケット」を製造していたのだが、中身のネオン管が入手困難になって、LEDに移行したものだろう。
 
 移行途中のどさくさで表示がちぐはぐになったのではないだろうか。

 普通のユーザーにとって、中身がLEDだろうがネオン管だろうが関係ないが、今後は全面的にLEDに替えていくのだろうから、「ネオンブラケット」という表示はやめた方が良いと思う。

 もっとも、近頃の若い技術屋さんでは「ネオン管」そのものを知らなくて、「ネオンブラケット」というのは「パイロットランプ」の別名だと思っているかも知れない。