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 元は溜池の土手をイノシシが掘り崩すので、何とかしたいということが始まりだ。

 自分たちでスコップやツルハシや、せいぜい小型のユンボを持ち込んで直そうといっていたのだが。

 ある日、役場から「予算が付いてしまったので、何かに使ってくれ。」と言う話が舞い込んで、こういうことになってしまった。
 村の外れの土手の下に、椿神社という小さな祠がある。

 鳥居も何も無い小さなものだが、格式が高いのだという。

 年に1度のお参りに、村人がみんな参加する。
 午後はちょっと山本山へ。妻は久しぶりで、息が切れるという。

 山頂にはかなりの人数の団体さんが。賤ヶ岳方面からの縦走か。

 雨が降りそうなので、さっさと引き返す。車に乗り込んだら、1分もしないうちに降り始めた。我ながら鋭い観天望気だ。