10,11,12月の日記に戻る

 6年前に己高山頂から撮った写真。

 五郎の頭から真っ直ぐ西(左方向)に伸びるほぼ水平な尾根。

 今回のコースにこの尾根が含まれているので、どうしても行きたかった。
 今日は金糞に登るのが目的ではないので、山頂付近まで車で鳥越林道を登る。山頂までは標高差250m程だ。

 朝から雨で、天候は下り坂。一日雨の中を歩く覚悟で出発。
 金糞岳から白倉岳、八草分岐を越えて、五郎の頭までは登山道がある。山ランの大会があるのか、ゼッケンをつけたランナーがたくさん追い抜いていった。

 五郎の頭から先は道がないので、ここらで腹ごしらえをする。
 風の当たらない場所を探して、雨の中、立ったままで支給の弁当を食う。野戦食の様相だ。
 参加費には弁当代が含まれていて、支給の弁当はなかなかごちそうだった。

 しかし、雨がザアザアかかるので、ぶぶづけでもおあがりやす、になってしまった。

 じっとしていると寒いし、あまり味わう余裕もなく、がつがつ詰め込んで出発する。
 道中ほとんどヤブの中で、景色は見えないが、途中で雲海に浮かぶ余呉の山々がちらりと見えた。

 一日雨の中のヤブこぎで、正直疲れたが、十数年来行きたかった尾根を歩けたので、大満足。

 しかし、このコースを6時間で歩く計画を立てる人たちって、どんなグループだ。
 予定より1時間遅くウッディパル余呉に帰着。まあ、雨で足元が悪いので仕方がない。

 トレイルクラブ解散の後は、別口でそのままウッディパル余呉に泊まり込む。

 ロッジを借りて、旧来の友人とナベを囲んで夜半まで飲む。

 早朝から夜中まで愉快な一日であった。